つい適当に光の設定をしていまう自分自身への自戒を込めて
光の色についてちょっとした記事を作ってみました。
小話として参考程度に目を通してもらえると嬉しいです。
蛍光灯を買う時に「電球色」「昼白色」「昼光色」
という表示を見た事がありませんか?
感覚で買っている方が多いと思いますが
電球色=3200K程度、昼白色=5200K程度、昼光色=7200K程度
で“K”は“ケルビン”と読みます。
(名付親のケルビン男爵から来ていますw)
ケルビンは色温度を表す単位です。
値が低→高で、光の色が赤→黄→白→青と変わっていきます。
CADで参考例を分かりやすく極端に作ってみました。
元の光の色はデフォルト(白)で減衰率等の数値は全て同じ、
ケルビンの値を変えただけの物です。
色温度によって雰囲気が一気に変わります。
詳細な解説は下記のHPが読みやすいのでオススメ。
スガツネ工業HP
http://www.sugatsune.co.jp/technology/illumi-l.php
要はCGやCADの標準の真っ白な光は光の一部であり
現実にある光は何らかの色が付いている場合も多いという事です
照明器具にカラーフィルムを貼ったような大胆な色合いや
セピアやグレースケール等も面白い表現ですが
少しだけ色味がある光の色温度を表現するシーン作りを目指すと
より空気感が出て味がある画面になる…かもしれません。
ちなみに色温度は実際に照明器具を買う時にも覚えておくと便利デスヨ。
リラックスする雰囲気を出したい部屋には電球色を買うと良いですし、
色に関する作業をする部屋(MMD用のPCを置く場所)には
できるだけ5000Kに近い昼白色の蛍光灯を買うべしwww
おまけのお試し画像
CADで作った黄色の光源とケルビン設定の光源比較。
光源そのものに色をつけると同一色で減衰。
ケルビンで設定すると減衰→赤味が強くなる。
けどまぁあまり違いが分からないので
MMEの光源でも上手くやればそれなりに見える…ハズw
以下、雑記。
建築向け3DCADではケルビン・ルクス(ルーメン)・
減衰率他諸々の設定が出来る他、
ゴニオメトリック光源(ies読み込み)設定が出来る物もあります。
(最近はCGソフトもかなり対応していますね~)
iesファイルはテキスト記述の工業規格ファイルで
web配布している照明メーカーもあるので
配光が擬似再現できる光源エフェクトがあったらいいなぁ…なんてね。
参考:岩崎電気株式会社
http://www.iwasaki.co.jp/product/products_data/ies/
配光データの数値を読むスキルは自分には無い( ー`дー´)キリッ
ゴニオメトリックは距離による減衰がよりリアルになるので
空間の寸法の正確性が問われる一面もあり、
実現したらステージモデラーの首を絞める事になるかもですが…(^_^;)